日付のフォーマットは「yyyy-mm-dd」形式をオススメします

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プロエンジニアが教えるTIPSシリーズ。 明日の話のネタ、生産性向上になるネタをお伝えします。
今回は、ファイル名やメールの文中に記載することの多い 日付の表記方式(フォーマット) について考察していきます。
日付のフォーマットは様々な形式がある
2020-06-18
2020-6-18
20-6-18
2020.06.18
2020/06/18
2020年6月18日
令和2年6月18日
18/06/2020
…
違うのは大きく分けて次の3点です。
- 表示内容(西暦・和暦、月を2桁か1桁かなど)
- 表示順番
- 区切り文字(スラッシュ、ピリオド、ハイフン)
「yyyy-mm-dd」形式を推奨
日付の入力フォーマットはいくつかありますが、「yyyy-mm-dd」形式がオススメです。 これは、「2020-06-08」といったように、
- 西暦4桁
- 月と日を2桁
- ハイフン区切り
- 西暦、月、日の順番
で表示するする形式です。
世界標準
いきなり結論感がありますが、ISO 8601という日付と時刻に関する世界標準でも 「yyyy-mm-dd」形式を利用するよう定められています。
ISO 8601 tackles this uncertainty by setting out an internationally agreed way to represent dates: YYYY-MM-DD For example, September 27, 2012 is represented as 2012-09-27.
固定長で扱いやすい
「yyyy-mm-dd」形式は固定長のため、Excelでも処理しやすいですし、見た目もわかりやすいです。 固定長とは、色んな場合でも常に同じ文字数ということです。
固定長の例
2020-06-08
2020-06-12
2020-10-03
どんな日付も10桁です
固定長ではない例
2020-6-8
2020-6-12
2020-10-3
日付の桁が異なります。
区切りが分かりやすい
「yyyy-mm-dd」形式は、区切りの文字があるため判別がしやすいです。
20200608
区切りがない場合、年月日の判別が難しいです。
2020-06-08
区切りがあると年月日の判別がしやすいです。
システム的に問題になりづらい
「yyyy-mm-dd」形式の区切りに利用しているハイフンは、システム的に問題になりづらいです。
日付の区切りに利用する文字は、システムと相性の悪いことが多い。
2020/06/08
「/」は、Windowsにおいてファイル名に利用できない。
− 参考:ファイルやフォルダー名に使用できない文字<Windows 10>
2020.06.08
「.」はファイルの拡張子に利用されるため、避けたほうが良い。
その他の国でも利用されている
「yyyy-mm-dd」形式は、デンマーク、ドイツ、スウェーデンでも利用されている。
さいごに
- 日付のフォーマット(表記方法)は様々
- 「yyyy-mm-dd」形式がオススメ
- 世界標準だし、色々な合理性がある